JSA-S1010:2025 学校におけるICT活用支援サービスに関する規格
この規格を改正した背景
規格発行から3年が経過し、この間にICT支援員の活動範囲は一層広がりました。校務DXの推進や生成AIの活用など、規格制定時には想定していなかった業務が増加しています。
ICT支援員の重要性が一層認識され、教育の情報化が円滑に進むことを期待し、学校現場や時代の変化に即した内容への改正を実施しました。
本規格の改正内容(一部抜粋)
①用語及び定義
【ICT活用支援に関する用語の見直しを行いました】
ICT活用支援サービスを提供する対象に義務教育学校・中等教育学校を追加 等
②学校におけるICT支援員サービス
【ICT支援員によって提供されるICT活用支援サービスの内容を追加しました】
例:アカウント管理支援、年度更新作業支援、端末管理支援 等
③ICT支援員について
【ICT支援員に求められる知識・スキルを追加しました】
例:生成AIやプログラミング教材、端末及びネットワーク障害トラブルの対応 等
④管理責任者について
【管理責任者の要件や業務内容の見直しを行いました】
ICT支援員を積極的に支援し、ICT支援員業務全体を円滑に進めることを目的として業務を行う 等
本規格の活用場面
本規格は下記のような場面で活用できます。
本規格の概要
①ICT活用支援に関する用語の定義
ICT活用支援に関する用語について定義しています。
・ ICT(情報通信技術)
・ ICT活用支援サービス
・ ICT支援員
・ 管理責任者
・ 継続的専門能力開発(CPD) 等
②学校におけるICT活用支援サービス【ICT支援員が提供するサービス】
ICT支援員によって提供されるICT活用支援サービスを、以下の場面ごとに定めています。
・ 授業におけるICT活用支援
・ ICT活用に関する校内研修(企画・提案、準備、実施)
・ ICT環境整備支援(点検、障害対応)
・ 校務におけるICT活用支援
(校務支援システムの活用支援、教職員間の情報共有、保護者や地域への情報発信、特別活動) 等
③ICT支援員について【ICT支援員に必要な知識・スキルと能力開発】
【知識・スキル】
ICT支援員の知識・スキルについて、定めています。
・ 学校に関する基礎知識
・ 立ち居振る舞い及びコミュニケーションスキル
・ 情報セキュリティ及び情報モラルに関する知識
・ 担当する自治体、地域及び学校に関する知識
・ ICTに関する知識及びスキル
【継続的専門能力開発】
ICT活用支援サービス事業者が、ICT支援員の継続的専門能力開発(CPD)を計画・実施することを定めています。
④管理責任者について【ICT支援員を管理する責任者の要件と義務】
ICT支援員を管理する責任者の要件と業務について定めています。
JSA-S1010:2025規格 詳細情報
規格名 | JSA-S1010:2025 学校におけるICT活用支援サービスに関する規格 |
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発行年月日 | 2025年1月14日 |
発行元 | 一般財団法人日本規格協会 |
開発主体 | 株式会社ウチダ人材開発センタ |
価格 | 3,410円(税込) |
購入URL | https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0090/index/?bunsyo_id=JSA-S1010%3A2025 |
購入についてのお問い合わせ
日本規格協会ソリューションズ株式会社
TEL:050-1742-6256 メールアドレス:csd@jsa.or.jp
規格内容についてのお問い合わせ
株式会社ウチダ人材開発センタ
メールアドレス:contact@uhd.co.jp
JSA規格とは
多様な規格化ニーズをもつ企業、団体、政府機関等からの相談・提案を受け、(一財)日本規格協会(JSA)が発行する民間規格です。