今や仕事とプライベートの両立は当たり前?
昨今「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が注目を集めています。しかしその在り方については、正解がないため、
曖昧な印象を持たれている方が多いのではないでしょうか。
さらには、昭和世代とZ世代・ウィズコロナからアフターコロナへ等、日々新たな価値観も生まれています。
いったい「働きやすさ」とはどういうことなのでしょうか?今回は年齢・性別・部署・役職問わず6名の社員が集まり、
ゆる~く考えてみる座談会を開催しました。ウチダ人材開発センタ流「ワーク・ライフ・バランス」や「働きやすさ」に
ついて、その内容をお届けします。皆様もゆる~くご覧ください!
~登壇者紹介~
・石井 真志子
ラーニング営業部部長。9人の部下のマネジメントにあたりながら、自身も積極的に営業活動を行う。
愛猫家の一面もあり、自宅では3匹の猫を飼っている。
・戸澤 邑輔
2023年中途入社。現在はラーニング営業部にて研修提案を行うなか、1児のパパとして子育てに奮闘中。
来年3月に育休取得予定。
・颪邊 亜矢
新卒で当社に入社。講師職やICT支援課での業務の他、従業員代表も行ってきた。
現在はラーニングサポート部にて研修運営のサポートを行う。休日は趣味の縫物を楽しんでいる。
・古屋 奈津希
人材サービス1部ICT支援2課所属。
産休育休を取得の後、現在は時短勤務で働きながら2歳半のお子さんを育てている。
・川口 泰昇
2024年新卒入社。デジタルサービス推進部デジタルサービス課において、上司や先輩の指導のもとSEとして成長中。
好きなキャラクターはスヌーピーで、住んでいるシェアハウスにもたくさんのグッズがある。
・清水 政秀
御年70歳、当社顧問。親会社である内田洋行やその他グループ会社での勤務経験を活かし、
部署を越えて様々な業務に携わっている。休みの日はよく温泉に行きリフレッシュしている。
▶「ワーク・ライフ・バランス」と聞いてどのようなことをイメージしますか?
石井:「ワーク・ライフ・バランス」といきなり問われてもなかなか明確な定義は難しいですね。
しいて言えば、仕事とプライベートの割合がちょうどよく保たれているのが良いかな。
人によってそのバランスは違うので、どちらかに偏りすぎない程度が良いと思います。
清水:この年で考えてみると、「そもそも仕事がないと食っていけないからきちんしよう」という意識はある。
でも仕事のみでは続けられないから、仕事と仕事以外をどのようにマネジメントするかだね。
休みの時間がないと仕事もはかどらないし。自分でコントロールし、バランスを取ることだと思う。
古屋:お仕事ももちろん大事、仕事を頑張るためにこそプライベートも重要。
その2つをちょうど良く保つイメージだと思います。
颪邊:オン・オフがきっちりできる、バランスが取れている状態。
仕事に対してもプライベートにしても良い影響を受けることは良いけれど、負の影響を引きずらないようバランスを
取ることが「ワーク・ライフ・バランス」かなと思います。
川口:ワークもライフも楽しい方が良いなという気持ちで日々生きています。
戸澤:自分でコントロールできることが一番大事だと思います。
働きたいときにはワークの比重を多めに、休みたいときは反対にすることも必要。
清水:川口さんの意見、「楽しく仕事をする/遊ぶ」はまさに
その通りだと思う。そのためにはどうすれば良いのかを
考えることも同時に重要。石井部長のどちらかに偏っては
いけないという点にも賛同します。
古屋:自分自身でコントロールできれば良いですね。
石井:有休をきちんと取れる人=コントロールできている人だなと
思っています。私は全然取れていないような…(笑)
だから私はコントロールできていないんだなと思いました。
計画年休分はきちんと休んでいます!
(一同笑い)
戸澤:計画年休の制度は個人的に好きです。
一斉にお休みが取れるので、有休消化を気にしなくて良いし、それがないと一生仕事してしまうような気がします。
石井:当社では「計画年休」としてお盆とお正月に休みを設けているけど、
知り合いからは3連休で計画年休を取得すると聞いたことがあります。
清水:休みを取るにしても、その人の置かれている環境によって事情が違ってくると思う。
石井:きっと小さいお子さんがいる戸澤さんや古屋さんのご家庭は大変そうですよね。
戸澤/古屋:確かにそれは実感しています。
清水:家庭の状況により色々あるだろうけど、それも「ワーク」であり「ライフ」だよね。
今ある制度を上手く使っていけたら良いと思います。
◇座談会と同時並行で管理部へもインタビューしてみました。
村上:管理部管理課長の村上です。当社管理部は、人事・総務・労務・経理など全てを担っている部門です。
多岐にわたる業務を進めながらマネージャー職をしています。
高山:管理部所属の高山です。人事・労務・経理・総務に関わる部分を行っています。
具体的には、派遣スタッフさんの入退社時に発生する手続き、給与計算や勤怠管理、出納や伝票処理といった業務を
行っています。一方で業務効率化のために、システムの導入や運用なども行っています。
左:管理部管理課 村上 右:管理部管理課 高山
◇当社における有休と計画年休の制度について教えてください。
高山:法定通りの有給休暇制度が基本になります。
計画年休については、労働基準法で全ての企業において年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者(管理監督者含む)
に対して、そのうちの年5日については、使用者が時季を指定して取得させることが義務付けられているので、
コンプライアンスを守るための一助になっています。実際、計画年休を設けているため有給取得率は高くなっています。
ただその分、自由に使える有給休暇が少なくなってしまうデメリットはありますが、「全社的にこの期間は休み」とする
ことで、業務を回しやすくなるメリットもあります。どうしても一長一短ですね。
村上:そのなかでも当社では、法律が施行される前から計画年休の制度は整備されていました。
さらに、計画年休がある中でも有休が取りやすい会社であると思います。
以前調査した際には全社有給取得率は70%を越えていました(若干マネージャーの取得率が低い傾向があります)。
また当社は、女性活躍推進法を目標に掲げているという点もありますね。
お盆とお正月以外に計画年休を設ける会社さんもあるのですね。
高山:当社は内田洋行のグループ会社であり、内田洋行をはじめ様々なところにスタッフさんを派遣している関係上、
制度をそろえているという側面があります。
▶ここで一度「ワーク・ライフ・バランス」の定義を紹介します。
▶こちらの定義と先ほどのイメージを比較してみて、何か感じたことはありますか?
戸澤:自分が先ほど発言した「コントロール」にあたる部分が
(3)かなと思いました。その点はイメージ通りでしたが、
自分に無かった発想は(2)でした。
「健康で豊かな生活」というところで、健康も定義している
ことに気づかされました。
川口:(3)には今までの人生で触れる機会が多かったと
感じています。多様性というところですね。
反面、(1)と(2)、大事なのは分かるけどふとした時に
見失いそうな気がしてしまいます。
颪邊:様々な年代の人が一緒に働く中で、その年代に合わせて
生じる人生のイベントが違ってくると思います。
どのような状況にあってもお互いに理解し合って
補い合える仕事環境や制度があったり、
不公平感を抱くことがないような状態が良いなと思います。
古屋:2歳半の子どもを育てつつ時短勤務で働いていますが、
やはり仕事との両立は大変だと感じています。
だからこそ健康って大切なんだなと思いました。
清水:定義や制度が果たして今の状況にあっているのか、日々見直して対応していくことが必要だと思う。
今までの人生を振り返ると、社会人になり、結婚し、3人の子育てを終え、現在は子どもも自立し妻と二人暮らし。
確かに大変だったけど、ここまでやれてきたのは精神面での安定性があったからと感じる。
「ワーク」として、責任感のある仕事をすること。そして「ライフ」として、責任感を持って家庭を支えること。
このバランスを取りながら過ごしてきたと振り返って思いました。
「仕事と生活の調和」ですか…石井さんはどう思いますか?
石井:今って共働きのご家庭も多いと思います。清水さんご家庭はいかがでしたか?
清水:うちの妻は専業主婦ですね。
石井:私の時代はちょうど過渡期というか。どちらの家庭もありましたし、私の周りは若干専業主婦率が高かったかな。
最近は産休育休明けで職場復帰する人も多いように感じます。その観点では、きっと私と清水さんの世代、
そして今の子育て世代とで感覚が違うんじゃないかなと。「公正な処遇」が一番難しそうです。
清水さんの時代はある意味シンプルだったんですよ。「お父さんは働け!」みたいな(笑)
清水:そうそう(笑)今の息子たちの世代とは違うなとも思うし。そしてその時代背景をしっかり把握しているからこそ、
現代の働き方を受け入れることができる。
今度はその多種多様な働き方に対して、制度を整備する段階にあると思っています。
◇時短勤務制度について話題があがりました。
村上:現状の制度では「小学校就学の始期に達するまで」と
規定されていますが、もう少し延長して欲しいという意見も
ありますね。とても理解できます。
国としても、「柔軟な働き方を実現させる」という方向には
向いていると思います。
現時点では具体的な改定の話は出ていませんが、今後場合に
よっては検討される可能性もあると感じています。
時短勤務を終えられた方の働き方としては、
時差勤務・在宅勤務などを上手く利用している方が
多いと思います。
これらのルールはコロナ禍によって整備されたものです。
ただそれでも上手くいかない場合は時間有休を利用したり、
家族の支えや学童など社外のサポートを利用したり・・・
様々ですね。
颪邊:子育て中は特に時短勤務や在宅勤務をフル活用して
ほしいな。
もちろん出社した方がはかどる場合は出社もできるように。
これは子育てだけでなく介護でも、そのような働き方が
できればと思います。
川口:そう思います。コロナを経て在宅勤務を導入する
企業が増えましたよね。
石井:最近は逆にコロナ明けで在宅勤務をなくす方向に進んでいる
企業もありますよね。
颪邊:出社した方がやりやすい人もいると思いますし、
その人の性格だったり、家庭や健康を考えて、
どちらでも選べるというところがすごく大事だと思います。
誰にでも選択できる権利があればいいな。
石井:組織によりますが、出社・在宅勤務を選択できる環境が
あったら良いと思いますね。
古屋:今はコアタイムなどフレキシブルな勤務制度を
取り入れている企業も多いですし。選択の幅が広がれば
より働きやすい環境になると感じています。
▶当社で勤務していて実際に働きやすいと感じた出来事はありますか?
川口:特に入社1年目なので、上司の存在は大きいです。
上司が単に上から命令をするような形ではなく、
色々な相談や話を聞いてくれる、業務についても一緒に
考えながら進めてくれることは「働きやすさ」に繋がって
いると思います。
清水:確かに川口さんの言うように、「働きやすいと感じた
出来事」に上司と部下の関係性があるという点は
大きいよね。
戸澤:そうですね、私の上司は石井部長ですが。
「働きやすいと感じた出来事」…やはり石井さんですかね!
自分は本来出社したい派なのですが、色々事情があり…。
最近は在宅勤務が増えている状況ではありますが、
問題なく仕事も遂行できています。
石井:ありがとうございます!
それぞれの抱える状況に合わせて働き方を選択できるよう、
私も考えながら部下のマネジメントにあたっています。
清水:上司から信頼されることで働きやすいと思ったね。
仕事を任せてもらえる・相談できる・責任を一緒に取って
くれる。そういった組織運営の部分で働きやすいと感じた。
その点はずっと感謝しています。
だからこそ自分も後輩を信頼しています。
古屋:総じて働きやすい会社だと感じています。
時短勤務や在宅勤務といった制度ももちろんですが、
社内全体や課の皆さんの雰囲気がとても良いです。
どうしてもお休みをいただく時、「大丈夫だよ」といった
環境を作っていただいていることにとても感謝しています。
例えば、自分一人で行うには難しい仕事はペアで対応して
います。すごく助かっています。
颪邊:古屋さんと一緒で、休みたい時に休みやすいという点で
働きやすいと感じています。理解を示してくれる上司や同僚
が周りに多く、積極的にサポートしてくれる姿勢を皆さんが
持っている。そのような面で精神的な安心感があります。
時間有休の制度も有難く利用させてもらっています。子ども
の学校の面談とか。今までは半休を使っていたので、有休を
温存できるようになりました。
▶今後導入されたら嬉しい制度はありますか?
川口:入社したばかりということもありますが、僕は今の制度で働きやすいと感じていますし満足しています。
戸澤:前職であったものですが、「中抜け制度」ですかね。「この時間は働いていませんよ」という制度です。
自分と妻の勤務時間に差がある関係上、僕が子どものお迎えに行っています。ただ、うちの定時は17時15分。
18時か18時半ごろまでに到着できないと、娘を待たせてしまうことになる。たまには良いのですが、
それが続くと疲れ切って風邪を引きやすくなってしまったり…。
なのでできるだけ早く迎えに行くようにしていますが、仕事が溜まっているときは…難しいですね。
この時間は働いていませんという「中抜け制度」、あったら嬉しいなと思います。
石井:時間有休とは違う?
颪邊:ということは定時をずらすということ?
戸澤:そうです。もし定時をずらしても良いということであれば、時間有休を使わずに済みます。そんな制度です。
全員(戸澤さんを除く):へぇーいいですね~。
(一同賛同)
石井:いいと思う。
古屋:あったらいいですねー!
颪邊:本当に!あったら使ってみたいね。
石井:最近は「ワーケーション」などの取り組みもよく聞きます。
清水:在宅勤務の規定だったりさっきの「中抜け制度」だったり、見直しや検討をしてみても良いかもしれないね。
◇「中抜け制度」についてどう思われましたか?
高山:「中抜け制度」自体はありませんが、近い制度では時間有休があります。
実際に導入するとなると、システムとマネジメントの面で難しいかなと思います。
村上:社員の皆さんも時間有休を使いながら上手くやっているとは思いますが、きっと有休が減ってしまうという点で
「中抜け制度」が良いと思ったのかもしれませんね。
高山:そうですね。有休を温存したいという気持ちはとても共感できます。
◇現在の在宅勤務のルールについて、解説をお願いします。
高山:在宅勤務は自宅のみで可能というのが現状のルールです。
在宅勤務をするにあたって注意しなければならない点が、
やはりセキュリティの問題になってきます。
例えばカフェ等の外で仕事をしている際に、PC画面を
盗み見され情報漏洩につながってしまうだとか、安全性を
保障できないWi-Fiに接続してしまったりなどのリスクが
懸念されます。
当社はPマークも取得していますし、それ以前に何か
セキュリティ上で大きな問題が起こった場合には、
会社として多大な損失となります。そして、その賠償を
従業員個人に負わせることもできません。ある種、従業員を
守るために「在宅勤務は自宅のみ」と定めていると考える
こともできますね。
村上:当社では在宅勤務のルール上では週に最低1回以上出社を
することとしています。一緒に働く周りのメンバーとの
コミュニケーション等もはかりながら、業務効率もあげる
ことを前提に、在宅勤務を上手く活用することができると
良いですね。
颪邊:従業員代表だったときによく聞かれた意見ですが、「計画年休をやめてほしい」という意見もありました。
先ほどの戸澤さんの意見とは反対になってしまうのですが。
理由としては、入社してすぐはそもそもの有休が少ないですよね。
川口:そうですね。確か全部で10日間付与されますが、計画年休に使われるので、自由に使用できる有休は5日間です。
颪邊:そうですね。そこで病気とかでお休みしてしまうと欠勤になってしまう。
自由に使える有休が少ないことは、困るのではないのかなって。「あったらよいな」というか「なくしてほしい」に
なってしまうのですが(笑)
戸澤:家族の看病があって…今は回復したのですが、しっかり1年目の有休使いきりました(笑)
そのような特別休暇があったらより良いと思います。
◇当社における、特別休暇やその他休暇制度について教えていただけますか?
高山:「特別休暇」と言われるものは、無給の特別休暇と、休みでも給与が発生する特別有給休暇の2種類に分かれます。
特別休暇自体法律には定められているものではないので、会社が独自に定めるものになります。
当社の特別有給休暇の種類は、正社員就業規則だと第68条で定められていて、『本人が結婚するとき』
『父母、配偶者、子女が死亡したとき』『単身者が転勤を命じられて赴任するとき』など7項目があります。
また、女性の体調不良での休暇(生理休暇)の制度もあります。ただしこちらは正社員就業規則第58条で
定められている通り欠勤扱いです。
特別有給休暇7項目については、一般的な企業と同等のものが整備されているのではないかと思っています。
▶「ワーク・ライフ・バランス」について様々なご意見が聞かれました。今回集まっていただいた皆さまのように、年齢・性別・部署・役職も違う人たちが一つの組織としてどのような意識を持って働いていくか?何かおススメの研修はありますか?
石井:様々な企業で聞くのは、ダイバーシティ・インクルージョン系の研修ですね。
「多様性」というと、日本だとなんとなく女性活躍推進の方向に行きがちではあります。それももちろん大切ですが、もっと
色々な意味であると思います。例えば、子育てしている人/そうではない人、独身の人/結婚している人、どなたかを介護して
いる人、ご自身の体調に不安がある人など。様々な多様性をこれからの時代受け入れていかないとだよね、という
ダイバーシティ系の研修はよく管理職を対象に実施しています。
『DEI経営とは?~ダイバーシティ&インクルージョン~』
目標 | 私達ができるDE&Iの一歩を見つける |
日数 | 半日または1日 |
カリキュラム |
1.ダイバーシティ ・ダイバーシティの語源と意味 ・世界における日本のダイバーシティの現状 ・ダイバーシティの項目を考える
2.インクルージョン ・インクルージョンとは? ・インクルージョン(受容)に必要なこと
3.アンコンシャス・バイアス ・アンコンシャス・バイアスとは? ・アンコンシャス・バイアスの職場事例 ・アンコンシャス・バイアスをしてしまう理由
4.経営を取り巻く環境~VUCA時代と価値観の変化~ ・変化の時代~VUCA時代~ ・経営課題の事例 ・若手世代の働く意識の変化 ・心理的安全性
5.DE&I経営 ・ダイバーシティ経営の定義 ・ダイバーシティ経営のメリット |
石井:あとは世代間ワークショップでしょうか。
世代間というと、いわゆる「Z世代」と言われている人たちとマネージャー(40代~50代)の育ってきた環境が違いすぎて、
それを双方理解しましょうねという研修もあります。ただ「今の若い世代はこのような傾向にあるので合わせていきましょ
う、理解していきましょう」という研修をすると、逆にマネージャー層からも「自分たちはそういう風に育てられて
いない!一方的にマネージャー層から若い人たちを理解しようって、自分たちは可哀そうじゃないのか!」という
意見も聞かれます(笑)
(一同笑い)
石井:確かに、それもあるなと。可哀そうだなとも感じます。だからこそ逆に若い世代にも、マネージャー層が生きてきた環境を
理解してほしいと思います。そこで初めて双方の歩み寄りが達成できるのではないかな。今のところは管理職研修というと、
「若手の傾向を理解する」という内容で実施していますが、今後「互いの環境を理解する」といったような研修があっても
良いのではないかと思っています。
◇最後に・・・座談会を聞いてみて、感想をお願いします!
村上:日ごろから、子供がいる・いないや、年代・性別に関わらず、皆さんが安心して働け、会社に貢献できるような環境、制度を
整えることを考えたいと思っているのですが、今回は社員の皆さんも自分だけではなく、当社全体として最適な取り組みは
何なのかを考えられるようなひとつのきっかけになったのではと思いました。
これまでこういった機会はあまりなかったので、私自身も刺激になりました。ありがとうございました。
高山:なかなか他の部署の皆さんと交流する機会もないので、生の声が聴けてとてもよかったです。
実は私達が働いている両国オフィスの他で、400名以上ものスタッフが働いています。
働き方改革関連法にもある同一労働同一賃金や公平性等から、ここで出たご意見をすぐに反映させるのは難しい面もある
とは思いますが、あらためて働きやすい制度や環境について考える良い機会になりました。ありがとうございました。
ウチダ人材開発センタ流「ワーク・ライフ・バランス」いかがだったでしょうか?ご自身や周囲に目を向け、
仕事もプライベートも最適なものに…そのようなことを考えてみる一つのきっかけになれば幸いです。
また今回触れたダイバーシティ・インクルージョン研修や世代間ワークショップ、その他管理職を対象とした
研修等、気になる方はお気軽にお問合せください!
ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!
「ウチダ人材開発センタ」サービスなどに関するお問い合わせはこちらから