1社1名から参加可能な公開型「新入社員研修」ウチダカレッジ
ふりかえりレポート②「Javaプログラミング編」
~プログラミングの基礎から段階的に学習~
◇ ウチダカレッジとは
ウチダ人材開発センタが毎年開催する新入社員研修です。
新入社員の皆様に、ビジネスマナー・ICTスキル・専門スキルを段階的に身に付けていただきます。
※ウチダカレッジ詳細説明はこちら
◇ Javaプログラミング研修
ウチダカレッジ主要コースのひとつです。
Webアプリケーションの開発ができるようになることを目標に、プログラミングの基礎から段階的に学習をしていきます。
習得度別に用意された豊富な演習問題を通じ、理解度を確認しながら、プログラム作成する力を身に付けます。
テスト技法、モデリング(UML)、システム開発プロセスも学習。
個人でのシステム開発実習でDBアクセスを伴うWebアプリケーションを開発し、学んだ技術を定着させます。
コース中にチームでの開発演習を実施し、他者からの学びを得ると共に、コミュニケーションの大切さ、仕事の難しさ・楽しさを体験します。
2023年度は126名が受講されました。
受講者の声
【チーフの指導や支援に助けられた!】
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分からないことがあるとすぐに質問できる環境でしたし、私が理解できるまで付き合ってくださってとても嬉しかったです。技術的なものではなく、社会人としての悩みも聞いてくださって、このチーフの方々から学ぶことができて良かったと思っています。また、疲れている人が多い時にはアクティビティをしてくださったりと、集中して講義をうけるための工夫がされていました。
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質問した時にかなり丁寧に答えて下さり、また、自分の経験談から私たちが不安にならないような配慮に助けられました。
【教材や学びのプロセスが理解を後押し!】
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教室独自の補足資料なども大変分かりやすく、講義内容の理解が進みました。開発演習とその発表を経て、自身の基本的なプログラミング知識とプレゼン力が成長できたと感じております。
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チーフが独自に教材を作っていただき、理解をより深められることができた。業務に関する心構えなども何度かお話があり、実際の現場を想像しながら目標設定を考え、研修後半にさしかかった段階でも適度な緊張感をもって、研修に取り組めていると感じた。
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WEB編は、コースの満足度、講師、教材、環境も全体的に充実していたと感じました。
【チームでの関わり合いが成長の実感に!】
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ディスカッションの機会が多く、発言することで自分の理解を整理し、知識として定着させることができました。
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全体を通して、程よい進行度でとても分かりやすい内容であったと思います。プログラムが複雑になり、理解が困難になる部分で、メンバーやチーフと情報共有をこまめに行うことができた為、非常に学習の効率が高いと感じました。また、相互に理解するまで説明を繰り返し、同じ疑問について意見を出し合ったりとグループとしても円滑に機能していた。
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グループワークが多く、自分がどれくらい理解しているのか、また、自分が教える立場になってしっかり説明ができるのかを確かめる時間が沢山あったのでかなり理解へと繋がった。
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グループディスカッションを通してアウトプットする機会がとても多かった。アウトプットをすることにより、自分がわからない点が明確にわかり、グループ内でも同じ疑問点を持っているメンバーとディスカッションをして理論をしっかり理解して疑問点を解消することができた。
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今回の研修では演習が内容の大半を占めていて、コーディングや知識の利用が遅い自分にとっては周りとの差を実感することが多かったですが、グループメンバーに疑問を尋ねたときには丁寧に詳しく教えてくれることばかりでとても助かりました。また、グループディスカッションも多く、お互いの疑問を納得するまで話し合える環境だったことがとてもうれしかったです。
講師所感
今回の「Javaプログラミング」を担当しました。30日間という長期にわたる学習支援を通じ、受講者の皆様が全力で取り組む姿勢、悩み苦しみながらも楽しむ様子、成長や変化の瞬間を間近で感じられた事は、講師としても本当にかけがえのない、何にも代え難い経験でした。
ウチダカレッジでは、チームビルディングを強く意識しており、グループでの演習等を多用しています。今回は、コロナ対応も落ち着きつつあった中で、受講者の中でもお互いの距離感を図りつつ、演習を進めており、チームならではの苦労や楽しさがあったようです。特に、受講者からの声で印象的だったのは「オンラインではなく、面と向かって直接意見を交わしたり、演習を進めたりしたことは、コロナ禍では得られなかった貴重な経験だった」という意見でした。
ただ、コースを進めていく中では、思うようにJavaの理解が進まず、受講者自身不安を抱えて、中には講師陣に弱音を吐く受講者もいました。そういった時期を経て、コース終盤では総合演習で自らシステム開発を行いました。演習の中では、不明点等をグループの中で教え合いを行う等、周りのメンバーをサポートする姿勢も見られ、一緒になってシステムを作り上げていくんだという受講者の強い思いが伝わってきました。
最後には、所属元企業の担当者へ向けて成果発表を行いました。ゼロからJavaを学び始めた受講者は特に自身の成長を実感していました。また、発表を行う受講者の姿には社会人としての自覚がしっかりと芽生えており、頼もしさを感じました。
今年は毎朝行っていたICTに関する3分間スピーチのテーマで、「ChatGPT」に代表される生成AIについて発表を行う受講者が多く、近年の技術動向にも目を向けているように見受けられました。自ら学ぶことの重要性とともに、コロナ禍を経て、人と人とのつながりの重要性が一段と認識されており、グループワークや講義の中でも、受講者自身の考えや意見を積極的に発信させ、自分達らしさを発揮しながら成長できるような指導を心掛けました。
受講者の皆様の今後のご成長・ご活躍を心より祈念しております。